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更年期障害~職場の人間関係トラブルに発展!?
 どのように対応すればいいの?


1.ご自身が不調に悩んでいる方

まずは自らがその状態にあることを受け入れ、早めに婦人科で相談しましょう。
適切な治療を受けることが大切です。

 

2.経営者・人事総務担当の方

(1)声かけ
• 怒りっぽい
• イライラしている
• 周囲と言い合いが増えた
• 最近休みがち

このような女性社員がいたら、体調の変化がないか、困ったことがないか声をかけてあげてください。
社員自身では自分の変化に気づくことができない場合もあります。

放っておくと、周囲の社員が居心地の悪さを感じ、職場トラブルが起こったり、離職につながる可能性があります。

 

(2)社員への情報提供
研修やミーティングの場で、更年期について基本的な情報を共有しましょう。
女性社員だけでなく、社員全員で学ぶことが大切です。

 

▼研修コンテンツ(動画、パワーポイント資料)の一例
働く女性の健康支援プログラム

女性社員に対しては、自身のヘルスリテラシーを高めることで、症状が重い場合は治療を受けるという行動につながります。
また、周囲は、この世代に体調不良があることを理解することが肝心です。


(3)働きやすい職場環境づくり
働きやすい職場とは?
• しんどいときにしんどいと言える
• 「心理的安全性」があり、ささいなことでも相談できる

そのような職場であれば、「実はちょっと更年期で、最近すぐイライラしてしまうんだよね」と自分の体調をオープンに話すことができるかもしれません。

更年期障害の症状が仕事にどのように影響するかを率直に共有することで、理解が生まれ、会社としても適切なサポートができます。

同時に、他の女性社員が今後同じ問題に直面したときにも、役立つことがあるでしょう。

更年期の社員がこれまで通りに働けない日があったとしても、更年期症状による離職を防ぐために、時間単位年休や短時間正社員制度など、体調の悪いときに活用できる職場の制度を検討していただければと思います。

働きやすい職場づくりについて、お困りの際はパール社労士オフィスまでご相談ください。


(松本)
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