

昨今、企業を狙ったサイバー攻撃によるシステム障害が相次いでいます。
業務システムが止まってしまうと、通常どおりに仕事を進められず、復旧対応に追われることも。
「システムが止まってしまったから、休日返上で対応しなければ!」
という方も多いのではないでしょうか。
さて、「やっと家に帰れたよ……。ぶっ通しで働いて疲れたから、来週ちょっと休みでも取ろうか。」
こんなふうに、休日に出勤した後で休みを取るような場合、これは「振替休日」でしょうか?
それとも「代休」でしょうか?
正解は……「代休」です!
「え? そもそも何が違うの?」「後から振り替えできないの?」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこの2つ、混同されがちですが、賃金の計算にも関わる大切な違いがあります。
取り扱いを間違えると、未払い賃金の問題に発展することも!
事業主様も従業員の方も、ぜひ押さえていただきたいポイントです。
では、まず、それぞれの違いを見てみましょう!
まず、「振替休日」とは、あらかじめ休日と労働日を振り替えることです。
これにより、もともと休日だった日が労働日に、もともと労働日だった日が休日になります。
一方、休日に出勤した後で、別の日に休みを取るのが「代休」です。
では、具体的に何が違うのか、見てみましょう!
| 振替休日 | 代休 | |
| タイミング | 事前に休日と労働日を振り替える | 出勤した後に別の日を休みにする |
| 割増賃金 | 法定休日労働の割増賃金は原則不要(※) | 法定休日に出勤した場合、原則35%以上の割増賃金が必要 |
※振替休日でも、時間外労働等に該当する場合は割増賃金が必要です。
振替休日は「事前に振り替える」、代休は「出勤した後で休む」。
この違いによって、割増賃金の取り扱いも変わります。
振替休日とする場合は、あらかじめ振替日を特定しておく必要があります。こうした違いを踏まえ、会社としてルールを明確にし、
従業員の方にもきちんと周知しておきましょう。
「そもそも就業規則に規定がない」「自社の取り扱いが正しいのか分からない」など、
お困りごとがございましたら、ぜひ当事務所にご相談ください。

